2月19日（火）――震災から遠く離れて

19日（火）夜にトークイベントに参加します。フォトギャラリー・サイ（大阪市福島区）で開催中の小原一真さんの写真展「Exposure / Everlasting – 30年後に見えなくなるもの」の一環として行われているイベントの一つです。

当日は19時から、ロード・ドキュメンタリー映画『ほんとうのうた～朗読劇「銀河鉄道の夜」』（河合宏樹監督）の上映。20時45分から、「震災から遠く離れて　～華道家、ライター、写真家が語る、今、考える表現について～」というテーマで、小原さん（写真家）・片桐功敦さん（華道家）・桝郷（ライター）の3人でトークを行います。参加費は千円（映画＋トーク）。映画鑑賞からでも、トークイベントだけのご参加も可能。当日、ふらっと来ていただいても大丈夫です。
http://kazumaobara.com/2019/01/13/exposure-everlasting/

　　　＊＊＊
小原さんとは2012年秋、福島県沿岸部の取材に行った時に現地で出会いました。片桐さんと出会ったのは約3年前ですが、2013～14年の同時期に大阪から南相馬に行き来していたことがわかりました。
取り組みのスケールは違えど、小原さんと片桐さんと私に相通じるものがあるとすれば、それは当時、震災と原発事故の影響で世の中が混沌としていた頃の現場を実際に見ていること。自分の目で見て、体感している切実さがあることではないかと思います。
今回のトーク「震災から遠く離れて～華道家、ライター、写真家が語る、今、考える表現について～」は私にとって、そんな関西にいる同志と初めて語る場です。開催場所は、写真展”Everlasting”の会場内です。
もし時間が間に合うようであれば、早めにおいで頂き、小原さんの展示をご覧になることをおすすめします（19時まで、別途入場料800円）。

サイの古民家で、小原さんの永続性と体温のある作品が織りなす、そんな肌触りのある空間で行われる小さなイベントです。立春を越え、季節の移ろいとともに、リレーバトンのようにつながる今を、共に過ごしていただければ幸いです。