雑誌掲載：『AERA』「はたらく夫婦カンケイ」
週刊誌『AERA』（4月6日号）に記事を書きました。巻末の連載「はたらく夫婦カンケイ」で、ジャワ舞踊家ご夫妻の佐久間新さん・ウィヤンタリさんをインタビューし、記事を構成しました。
取材場所は、大阪と京都の山間にある集落。お二人が結婚して、インドネシアから帰国・来日してからの13年間暮らしていた場所。はじまりの地でお話を聞かせていただき、人も、土地も、暮らしも、創作も、ひとつながりにあることを実感しました。
ニュートラルな新さんとチャーミングなウィヤンタリさんのバランスが絶妙で、写真のお二人、かっこいいです（撮影は楠本涼さん）。
佐久間新さんと初めてお会いしたのは、2019年2月。佐久間さんが演出・振付を担当した共創の舞踊劇「だんだんたんぼに夜明かしカエル」（一般財団法人「たんぽぽの家」企画）の神戸公演を観て、翌日のトークイベントでご一緒したのがきっかけ。
劇場空間で受け取った何かが、私の心に沈んでいき、1年後、今度は私が書く場において、佐久間さんのことが浮かびました。観劇体験で得た何かは、未だ言葉にできないでいるのですが、種を心の中で温め、時間をかけて育み、自分の土壌で発芽する。今回の記事は私にとって、そんな作用によって生まれた側面があり、芸術との出会いはそうして力になるのだなと実感しました。
「ジャワ舞踊は、そこに居合わせた人や関わった人を大切にすることが踊りにつながる」という新さんの言葉が印象的です。この記事がつなぎ目となり、踊りをめぐって、読み手との次の出会いにつながりますようにと願いつつ、ご紹介します。
佐久間新さんウェブサイト（ダンスの活動の幅広さがすごい！）
佐久間ウィヤンタリさんプロフィール（ジャワ舞踊を日本に伝え、インドネシア政府から功労賞を受賞）
