ウェブ掲載：劇団スタジオライフ『なのはな』2
劇団スタジオライフに関する執筆記事が、アイデアニュースに連続して掲載されました。少女漫画家の萩尾望都さん原作の短編漫画を初舞台化した『なのはな』についてです。
2月末に開幕した本作品の東京公演の記事を別の媒体で書いていたのですが、その後に続く大阪公演を観る機会があり、両方の公演を観ての記事にすること。そして、私が福島県の沿岸部に足を運んでいたことを知る編集者から、そんな私の視点を入れて書いてください、という依頼を受けて執筆しました。
萩尾さんは、東日本大震災と同年の2011年8月に原作を描かれました。スタジオライフがこの作品を舞台化して上演した2019年の今は、2011年当時から見たら近い未来でもある。そう考えると、8年の歳月を経て舞台化したこと自体が、未来へつなぐ活動になっていると、執筆途中で気が付きました。
現在進行形のテーマを扱うのは、そんなスタンスで近い未来に目を向け、地道に歩みを進めることなのかもしれない。手から手へ、心を通わせながら。
書き終えた今、そう思います。
