雑誌掲載：『AERA』「はたらく夫婦カンケイ」

週刊誌『AERA』（3月23日号）に記事を書きました。巻末の連載「はたらく夫婦カンケイ」で、大熊隆太郎さん（演出家・マイムパフォーマー・俳優・「劇団壱劇屋」座長）と佐々木ヤス子さん（俳優「サファリ・P」所属）ご夫妻をインタビューし、記事を構成しました。

全国誌に「夫婦カンケイ」というプライベートの角度から紹介すること。俳優さんの場合、夫婦関係を明かすかどうかの配慮が必要なのでは、と初めは懸念していたのですが、佐々木さんと大熊さんは違いました。

「結婚サイコーやで！」
朗らかな笑顔と共に、インタビューの最後にお二人の口から出たその言葉は、そうは言っても～と突っ込む余地がないくらいに、明るさと力強さがあって、とても清々しかったです。

それは広い意味で捉えると、人との関わりを楽しむ意識につながるのではと思います。インタビューでは、話の内容に加えて、表情や相手の反応など、身体感覚で伝わってくるものがあります。表現者であるお二人のインタビューはそんな意味でも、躍動感のあるひとときでした。

エンターテインメントは、人の心に栄養を注いでくれるもの。お二人が共演している『ギア』もまさにそうで、今回の撮影場所は、京都ノンバーバルシアター・ギア専用劇場。（撮影は楠本涼さん。）上演回数3千回を超えてロングラン公演を行っている『ギア』は、塞ぎ込みがちな昨今、細心の注意を払って昨日まで上演が続いていました。4月、舞台のともしびが再び戻ってくるのを楽しみに。