雑誌掲載:『AERA』「はたらく夫婦カンケイ」
実は、友章さんはかつての職場の同僚(重なった期間は短いですが)。彼にとっての退職は、単なる転職ではなく自らの生き方、働き方を根本的に見直した節目のように見えました。お茶に出会い、新たに出発してから、精かんな顔つきになっていく岡村さんをまぶしく見ていました。さらには紀子さんが新たなこと(中華まんを始めとする台湾料理の研究)を始めて、なんだか楽しそう。そんなご夫婦を紹介できたら、という気持ちがぬくぬくと温まっていきました。
岡村さん夫婦がゆかりの地ということで撮影場所に希望されたのが、長谷川書店水無瀬駅前店。町の小さな本屋さんを大切に思う、その理由を聞いて、ご夫婦が暮らす町の人たちとの温かい人間関係が伝わってきました。今、機が熟して、世に届けられて嬉しいです。
みんなの力で、そして自戒を込めて(笑)、思いやりの種まきができたらいいなと願いつつ、お届けします。小さな1ページですが、出会っていただけたら嬉しいです。