寄稿:劇団態変『イマージュ』「箱庭弁当」
大阪を拠点に活動する劇団態変が発行する情報誌『異文化の交差点・イマージュ』に寄稿しました。今号のテーマである、今こそ愛を、家族を問う、は切実。
私は先般、観劇した『箱庭弁当ーーさ迷える愛 破』のレビューを書きました。観劇後、ふいに主宰の金滿里さんに声をかけられて執筆することに。ならば、と取材の構えとは逆方向にふり切って書きました。
態変の舞台は、時代の根っこを目撃しているような感覚になります。そんな態変が25年に渡り発行し続けている情報誌イマージュは、社会の仕組みの中で、目をにごらせることなく、根源的なものを観ようとする扉のような存在なのかもしれません。