桝郷春美のブログ

harumiday_桝郷春美のブログ

フリーランスのライターです。執筆記事や日記など。

野球観戦に心ときめかせて

*English follows Japanese.
こんな風に大々的に気持ちを伝えるのはアメリカらしいなと感じる。個人の思いを伝えることで、それを読んだ人が、イチロー選手やマリナーズに関するそれぞれの思い出がよみがえるのではないかと思う。
私は、シアトルにいた時、4年間一緒に暮らしたライラのことを思い出した。彼女は102歳まで生きた。毎試合、マリナーズ戦を欠かさず観て/聴いてスコアをつけていた。試合に一喜一憂し、イチローが登場すると目を輝かせていた。ライラが健やかに長生きしたのは、マリナーズイチローに心ときめかせていたのも一因ではないかと感じる。
イチロー選手が初めてマリナーズに入団した2001年、私にマリナーズで働くことの背中を押してくれたのもライラだった。それで踏み出せた。それは、外国人として働くことの大変さを引き受けた2年半でもあった。
そして私は昨日、5年間勤めた職場を契約満了で退職した。海外から日本に来る研究者と関わる仕事をしていた。紆余曲折あったけど自分なりにやりきれたのは、マリナーズで働いた時に味わった苦労と喜びが生かされたのではないかと感じる。


My American grandma' lived for 102 years. I think one of the reasons she lived that long is Mariners. When I lived together, she had kept the game scores on every single game. ICHIRO is her favorite player. She is the person for me to encourage to work at Mariners when ICHIRO first joined the team in 2001. That 2.5 years of working experience makes me strong to work as a foreigner. The advertisement makes me recall my personal memories.

 

f:id:harumasu:20211228230808j:plain

A message from Dee to Ichiro in The Seattle Times on March 29, 2019.